事業所の方

「信州ふくにん」の認証事業所訪問 №1


「福祉だより信州」8月号(2021/7/25)発行にあたり社会福祉法人ハーモニーさんを訪問し、信州福祉事業所認証・評価制度についてお話しを伺うことができました

Q.「信州ふくにん」の認証を取ろうと思ったきっかけ
事業所として、これからは人材が大事だと思っています。人を大切にする働きやすい職場をつくる意味で、「信州ふくにん」認証の取り組みはいろいろなことの見直しになるだろうと考えました。当事業所では、人材育成などに以前から取り組んでいたこともあったので、トライしたらクリアできるだろうと思いました。県社協が開催している人材育成やキャリアパスなどの研修には積極的に参加して、その研修の中でも「信州ふくにん」の説明を受けて、ぜひ認証を取得したいと感じてました。

Q.事業所として特徴的な取り組み
きちんと人事評価し、その処遇を職員に反映させています。まだまだ途上ではありますが、そうした取り組みに一生懸命力を入れてきました。人事評価を通じて職員には「こうあってほしい(それぞれの職務や役割をしっかり果たしてほしい)」というメッセージを伝えています。そこに向かってがんばっている職員にはフィードバックできるような仕組みをさらにつくり上げたいと思い、組織のなかで望ましい行動を身につけていってもらえるよう、この4月からコンピテンシーを意識した新しい評価制度に変更しました。

Q.事業所のかかえる苦労
今、介護事業所や社会福祉法人は変わらなければいけない時代だと感じています。多くの法人はすでに新しい体制を整えていますが、どこかで根性論や職員個人の努力など、まだ古い考えが残っています。何もしなくても人材が集まり、介護保険事業の収入も入る時代ではありません。今は人も集まらず、介護保険も結果が出せる事業所が大きな報酬を得られる時代に入りました。そのなかで当法人としては、働きやすさや働きがい、職員のための貢献、何よりお客様によいサービスやケアを提供するための教育や人材育成など、より新しい時代にフィットした事業所として前を走っていきたいと思っています。

Q.資格取得の支援、キャリアアップのバックアップについて
今まで長野県の信州介護人材誘致・定着事業を活用していましたが、この4月から当法人でもしっかりと職員支援したいと考え、初任者研修と実務者研修に関しては法人で全額負担することに決めました。実際に研修を受けたい職員がおり、4月から研修を受けています。 当法人では、全体で9割を超える職員が介護福祉士を取得しています。今後入ってくる職員にも取得支援についてアピールしていこうと考えています。

Q.「信州ふくにん」認証取得後の変化
これまで段階的にいろいろな改善を行ってきました。10年ほど前は、妊娠、出産となるとほとんどの女性職員は産休をとることなく、そのまま退職していました。しかし今は結婚、出産してもほぼ全員が産休を取得しています。また、時間有休も、今は当たり前になっています。その当たり前が働きやすさにつながっていると思います。

Q.法人の今後の課題
人材育成には力を入れていますが、まだまだです。だからこそ今回、人事評価表も変えましたが、介護の価値がもっと社会的に認められるための取り組みが課題です。

Q.「信州ふくにん」認証をめざす事業所へのメッセージ
自分たちの事業所がよりよくあるために「信州ふくにん」の制度はありがたく、絶対にトライするべきだと思います。申請のためのハードルがあり、日常業務のなかで後回しにしてしまう気持ちはわかりますが、認証をひとつの目標にすることで、いろいろなことが手に入れられます。少しでも自分たちの事業所がよりよい方向に向かっていくためには、こういう制度はどんどんトライすべきだと思います。実際、認証を受けたことで、職場説明会など人材募集の際に大きなアピールになるといった直接的なメリットになることもあり、助かってます。

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